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Kittyは映画が大キライ

私の私による私のための映画レビュー

『ラ・ラ・ランド』 映画が映画を殺した日

『ラ・ラ・ランド』(原題 : La La Land) デミアン・チャゼル監督 2016年 アカデミー賞がどうとか、ストーリーが云々とか、そんなことはどうだっていいのです。この映画は、映画が背負い、築きあげてきた全てを乗り越えてしまいました。 映画のリアリズム ア…

『ノスタルジア』 映画は解釈できるか

『ノスタルジア』(原題 : Nostalghia) アンドレイ・タルコフスキー監督 1983年、イタリア・ソ連 なんでこんなに退屈なんでしょうか。思わせぶりでありながらも理解と共感を許さない独善的な芸術家気取り。しかも映画的な"歓び"を一切持たない映像。これが芸…

『この世界の片隅に』 アニメなんて観ないと思ってた

『この世界の片隅に』 片渕須直監督 2016年、日本 私はアニメーション作品を批評する技術と知識を持たないため、普段は滅多に観ないのですが、今作についてはユーロスペースの宣伝を見て以来気になってはいました。そんなときに三浦哲哉先生の絶賛を耳にした…

『ファンタスティック・ビースト』と魔法使いの旅』 ありがとう、ほんとうにありがとう

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(原題 : Fantastic Beasts & Where to Find Them) デヴィッド・イェーツ監督 J・K・ローリング脚本 2016年、イギリス・アメリカ ここしばらく大学が忙しくて映画を全然観られなかったんですが、ポッタリアン(…

『PK』/『きっとうまくいく』 どうしちゃったのインド?

『PK』(原題 : PK) ラージクマール・ヒラー二監督 2014年、インド 『きっとうまくいく』(原題 : 3 Idiots) ラージクマール・ヒラー二監督 2009年、インド ちょっとした偶然から 映画好きの母に勧められたものの、私は『きっとうまくいく』の録画ディスクを放…

『我らが背きし者』 かくも狂おしきスパイ映画

『我らが背きし者』(原題 : Our Kind of Traitor) スザンナ・ホワイト監督 2016年、イギリス 粗々ですが、また考え込んでお蔵入りする前にとりあえずまとめてしまいます。まさかここまで面白いとは。 王道のようで邪道、邪道のようで王道 原作はル・カレです…

『高慢と偏見とゾンビ』 心の底から楽しめました

『高慢と偏見とゾンビ』 バー・スティアーズ監督 2016年 不朽の名作、感染。 (日本版ポスターより) ということで、最初は完全にイロモノ、B級映画だろうと思って観に行ったんですが完全に足元をすくわれました。そりゃあ、粗は目立つし、展開も詰め込み過ぎ…

『柘榴坂の仇討』 見えないものを、見える形に

『柘榴坂の仇討』 若松節朗監督 2014年、日本 中村吉右衛門観たさに もう2年近く前の作品になるんですか。横浜ブルク13で観たのをよく覚えています。普段は邦画をあまり観ないのですが、この作品は敬愛する中村吉右衛門が出演しているということで、喜び勇ん…

『フレンチアルプスで起きたこと』 圧倒的シュール

『フレンチアルプスで起きたこと』 リューベン・オストルンド監督 2014年、スウェーデン 渋谷のユーロスペースで23日まで開催中の『スウェーデン映画祭』でかかっていた一本です。ブラックコメディという話でしたが、あんまりにもシュールすぎました。 音が…

『シン・ゴジラ』 ゴジラと庵野のキャスティング

『シン・ゴジラ』 庵野秀明総監督 樋口真嗣監督・特技監督 2016年、日本 金曜日にようやく鑑賞できました。というわけで、おそらく今年最大のダークホースであろ『シン・ゴジラ』の感想です。邦画に関してはほとんど勉強していないので拙い論ではありますが…